Spaceland（スペースランド） [ブログ]
Spaceland（スペースランド）
スキルやギミックを活用して目的を達成しよう。目的は敵せん滅以外のケースが多い。
怪物に襲われたステーションを探索するSFターン制ストラテジー
「Spaceland（スペースランド）」は、SFターン制ストラテジー。
パトロール中のスペースレンジャー2人が不時着したステーション。そこで見たものは、多数の死体と怪物の姿だった。
一般的なストラテジーと違って、軍隊と軍隊のぶつかり合いではなく探索に重きを置いている点がユニーク。
豊富な行動とステージギミックを組み合わせてミッション達成を目指す、パズルのように精密な戦略性が魅力の作品だぞ。
※本作をプレイするにはiOS13へのアップデート、及びApple Arcadeへの加入が必要です。
高い自由度！行動順もアクションも組み合わせ自由
油断したら味方が死亡した…。自由度は高いが、決してカンタンなゲームじゃないぞ。
ゲームは自分と敵、交互にターンを繰り返すことで進んでいく。自分のターンには、味方ユニット全員を好きな順番で動かせるぞ。
行動はアクションポイント制。ポイントを消費して、移動や攻撃、スキルといったアクションを実行。ポイント以内であれば複数のアクションを自由に組み合わせて実行できる。
このため、ターン中の自由度は非常に高い。好きなようにアクションを組み立てられるぞ。
ゲームパッド対応！じっくりプレイしたい作品
じっくりと考えるタイプのゲームなので、パッドと大画面TVでのプレイはピッタリ。
ターン制ストラテジーである本作に激しいアクションはない。なのでタッチパネルでも十分快適にプレイできる。
ただ、本作は物理ゲームパッドにも対応。これがイイ！
別途Apple TVは必要になるものの、iPhoneをミラーリングしてパッド＆TVの大画面でプレイすると、思いっきり没入できちゃう。じっくりプレイしたい本作にはピッタリのプレイスタイルといえる。
「Spaceland」の魅力はパズルのように精密な戦略性
回りこみに有効なダッシュ。スキルやギミックの組み合わせを考えるのはパズルのよう。
自分のターン内であれば、ユニットやアクションを自由に組み合わせることができる…。この自由度の高さから、超カンタンなヌルゲーに感じたかもしれない。
しかし、実際はその逆。本作の難易度はかなり高い！
様々な手段の中から、局面に最適な一手を選びだす…。まるでパズルのように精密な戦略性こそが本作の魅力なのだ。
味方も敵も個性的！だからバトルがおもしろい
ブロンターは上手に誘導して回り込む必要がある。力押しで倒すのが難しいキャラ。
本作のバトルをおもしろくしているのが、ユニットの個性。
機動性は高いが攻撃力は低いジム。射程は短いが火力が高く、スキルで範囲攻撃も可能なバレット。回復ができるテラ…と、味方ユニットは得意/不得意が明確に分けられている。
敵も同様。移動力と複数攻撃を誇るクリーパー。移動力は低いが前方からの攻撃が通じないブロンタ―。高い体力に加え遠距離攻撃が可能なレッドバック・マスクマン…と、対処法がまったく異なっている。
弾数と視界の制限！そして絶妙なステージギミック
2人分の体重がかかると落ちるフロア。上手く使えば、弾を消費せずに敵を倒せる。
ユニットが個性的な時点で十分立ち回りがおもしろい。その上、さらに弾数や視界の制限が戦略に影響を与える。
攻撃によって銃弾がなくなったら補充しなければならない。しかし、視界は制限されている。移動して銃弾を探すべきか？いや、近距離攻撃で乗り切るか…これは悩む！
加えて、ステージギミックも考慮しなければならない。銃弾を防げる壁、一定の重さが加わると落ちるフロア…などなど、使い方次第で状況が不利にも有利にもなる。
これだけ多くの要素を破綻なく組み上げた開発者に拍手をしたい。本作は、それくらい巧妙に作られている。
